【世界遺産登録！】御所野縄文博物館と旧家レストラン

毎度お馴染み、のんびりと博物館見学ということで

岩手県一戸市にある御所野縄文博物館を見学してきました。

縄文遺跡群として世界遺産に登録された御所野遺跡のある博物館です。

2021（令和3）年7月27日、北海道・北東北の縄文遺跡群として北海道、青森県、岩手県及び秋田県で発見された縄文遺跡が世界遺産に選ばれました。世界遺産登録までには長年に渡るプロモーション活動があり、それに関わった方には悲願の達成であること間違いなしです。

今回は、その北海道・北東北の縄文遺跡群の一つ御所野縄文遺跡がある御所野縄文博物館を見学しましたので、ご紹介します。

また、このコンテンツは博物館×飯がテーマで博物館近くの料理屋さんの紹介もしています。

しかし、今回は冬ならではのハプニングがありました。

御所野縄文遺跡の概要

雪景色が広がる中公園につながる入り口がぽつんとたたずんでいました。

早速中に入っていきます。

中には長い通路が続いていました。とてつもなく寒かったので、速足で進んでいきます。

微妙に長い通路を抜けると、御所野縄文博物館の入り口が見えてきました。

中に入り、検温や住所の記入など済ませて早速見学開始です。

展示室１　焼けた住居の発見

写真下にガラス張りの床が見えるかと思いますが、床下に4000年前の消失住居跡が展示されています。

御所野遺跡では、800棟以上の竪穴住居が発見されその中に焼けた建物群が発見されたそうです。それにより建物の屋根に土をのせていたということが分かりました。この展示室では、出土した土器や、竪穴住居に関して復元方法なども含めて紹介されていました。

展示室２　御所野縄文ワールド

この展示室では、まず驚いたのは背景にプロジェクションマッピングによりまるで縄文時代にタイムスリップしたかのような雰囲気です。

季節ごとに映像が切り替わる仕組みで、展示室では季節ごとの縄文人の生活が紹介されており、出土した土器や、道具の展示がされていました。

映像と合わせてみると、より当時の様子を想像して見ることができます。

展示室３　火とまつり

この展示室では、山井遺跡・蒔前遺跡から出土した縄文時代晩期の亀ヶ岡式土器などを展示していました。また、御所野遺跡にもみられるように当時の縄文人は、火を使ったまつりを行っていたようです。

上の写真は、蒔前遺跡から出土したそうです。当時の祭祀に用いられたとされます。

縄文公園

ちなみに博物館の中から外の様子を見ることもできました。

博物館の外には、縄文公園が広がり外も見学できるはずですが、御覧の通りかなり寒そうでしたので、外は散策しませんでした。縄文人にとっても厳しい季節であったに違いませんが、私のような現代人にはとても耐えられない寒さです。

今回、冬に見学したことでこの自然で生き抜いてきた先祖たちのことを強く想像することができました。

この無慈悲な自然の中で培われてきた祖先たちの感覚はまだ私たちの中で存在しています。一度原点に戻る意味でも縄文遺跡の見学は意義があると感じます。

縄文館行きのバスが冬季は運休しているくらいですので、本来の観光シーズンの春先から秋ごろにまた見学に来たいと思います。

アクセス・入場料

●アクセス

JR東北二戸駅から車で約15分

東北自動車道八戸線一戸I.C.から車で5分（国道4号線沿い）

IGRいわて銀河鉄道一戸駅から車で約5分　※縄文タクシーなら最大440円の助成あり（タクシー料金940円）

岩手県北バス　御所野縄文線　二戸駅～一戸駅～御所野縄文公園　※12月～３月は運休

●開館時間

午後９：００～午後５：００（※入館は午後４：３０まで）

●休館日

毎週月曜日　※月曜日が祝祭日の場合は、その翌日

祝日の翌日

●観覧料

●御所野縄文公園　ホームページ　

旧家レストランうらら亭

博物館見学後に、近くでランチをするのが最近の楽しみの一つになってきました。

ということで探したら、御所野縄文学物館の近くで気になるレストランを発見しました。

歴史のある古民家をレストランとしている「旧家レストランうらら亭」です。

御所野縄文博物館から徒歩圏内にあり、（坂の上なので少し疲れるかもしれないです。）

ネットで調べてみると、歴史ある郷土料理からカフェメニューまでそろえてあるとのことで、開店時間に行ってみました。

しかし、この日は臨時休業とのことで中に入ることができませんでした！( 一一)

御所野遺跡と同様にこちらも、今回は下見ということで気温が暖かくなったらまた来たいと思います。

来る理由が増えてよかったな、ということで締めくくります。

今回もお疲れ様でした。