自由に生きたい人必見!人生に迷ったときに読むべきおススメ本6選

生きる充実感が欠けていることに気づいていませんか? 一生懸命に働き、日々を過ごす中で、自分がどの方向に向かって進んでいるのか、何のために生きているのかが見えなくなっていませんか? そして、その現状を変えるべく、どうすればいいか日々考えていませんか?

私も最近、そんな閉塞感と向き合い、より自由に、そして充実感を持って生きる方法を探し始めました。その中で、何冊かの本が役に立ちました。

そして気づいたのは、人生を自由に生きるために必要なこと。それは「自分自身という存在を深く理解すること」と、「未来をどう捉えるかという視点」であると考えました。

もし同じような問題に直面している人がいたら、私が学んだ経験と、その中で出会った役立つ本たちが、きっと道しるべになるはずです。

以下に読書リストをまとめましたので、参考にしてみてください。



『自由をつくる自在に生きる』森博嗣

人生を自由に生きたいと思いつつも自由とはなんでしょうか。

自由に生きたいと思っているのに、それが何を指すのか分からない場合は、一度自由に生きている状態とは、どのような状態か考えてみる必要があります。

自由に生きることについての一つの指針がこの本に書かれています。

この本を書いた森博嗣さんは、もともとは大学工学部の助教授で工学博士。

大学で勤務する傍ら夏休みに小説を1週間くらいで書き上げたそうです。

それまで小説はほぼ読んだことがなかったそうですが、代表作『すべてがFになる』で第一回メフィスト賞を受賞しミステリー作家としてデビューし、ものすごい執筆スピードで作品を出し続けました。(小説以外にも合わせると約370冊)

元々、小説づくりは趣味のために小遣い稼ぎで始めたという森博嗣さんですが、

当初の目論見が叶い、現在は執筆業は抑え模型作りや庭に鉄道レールを作ったりと趣味に没頭しているそうです。

傍目から見るとまさに著書のタイトルのように自由自在な人生を送っているように見える森博嗣さんですが、彼は自由という状態を「自分が思ったことを、行動し思った通りになる」ことと定義しています。

まずは、思うことから始まり未来に向けて実現できるように行動し思った通りになれば、その状態が自由な状態なのだといいます。

自由とは何か気になった方は、まずはこの本から読むと頭の中がすっきりするはずです。


『暇と退屈の倫理学』國分功一郎

人が生きていて感じる差し迫ったような閉塞感の正体、それは「退屈」さによるものかもしれません。

退屈さは忙しさの中にも存在するもので、忙しいから退屈していないとは言いきれないものです。

倫理学とはどのように生きるかを考察する学問のことですが、退屈さは人間から引き離すことができず、本書では、人間は退屈さとどのように付き合って生きていけばよいか、哲学的に考察されています。

まずは暇と退屈が人を苦しめることについて考察し、認識することが大切だとしています。認識していない場合は無駄に苦しむことになるからです。退屈さは人間を苦しめるものなんだと認識するだけでも、苦しさと折り合いをつけることができ、少し気が楽になります。

また、本書は人間がとらわれている退屈さにうまくつけ込んでいるのが現代社会であると指摘しています。人間は何かに満足することができない消費社会を生きていて、ものを受け取ることができなくなっているのです。

満足に終わりがくる「浪費」こそ人間が取り戻すべきものであり、そのための勉強であったり訓練こそ現代では必要であるといえます。(例えばお酒好きの人は、歴史を調べてから飲むウイスキーは違った味かもしれません。)

自分自身を苦しめる閉塞感(退屈さ)からは、人間である以上は解放されませんが、気晴らしを享受し人間であることを楽しめるようになることが人生を自由に生きる上で欠かせないもの。

この本は、どうしても退屈してしまう人間の生とどのように向き合って生きていくのか、という問いから始まり、結論までの過程に重点が置かれています。

つまり、結論だけ読んでも意味がなく、読み進めていく過程で自分の中に気づきが生まれてくるため、読むと人生をうまく生きるヒントを得られるはずです。


『FACTFULNESS』ハンス・ロスリング

テレビやネットのニュースを見ると暗いものばかりで、世界はどんどん悪い方向に進んでいるのではないかと思ってしまいがちです。

しかし、実際は事故や事件は年々減ってきているし、地球全体で生活水準は上がってきているのがデータを見ると分かります。

そのような事実を目の当たりにすると、現実には思っているより世界は悪くなっていないと少し気持ちが明るくなってきます。

このように私たち人間の本能は、物事の見方を歪め、錯覚させていることが多くあります。

まずは、人間の持つ本能を理解することとデータを見たり客観的な判断基準を用いて考察することが大切であるといえます。

本書には、上記のことに関して具体例も交えて書かれており、読むと人間の本能を理解し、データなど数字を分析することで、物事を見る際の歪みが取れて、まっすぐとものを見ることができるようになります。

「事実に基づく世界の見方」を身に着けることで、漠然とした不安から解放されることができるためおススメです。


『サピエンス全史』ユヴァル・ノア・ハラリ

私たちは人類の中でホモサピエンスという種族で、過去には我々とは別の人類の種族も存在していました。だが現在では、自然選択の結果か、または我々ホモサピエンスの行いの結果か、我々だけが生存し、食物連鎖の頂点に位置しています。この本はそんなホモサピエンスの歴史について述べています。

我々がどの方向へ進んでいるのか理解するためには、歴史を通じて過去のパターンを捉えることが重要です。歴史を見ると、我々の文明は長い時間のうちのほんの一部です。何万年もの間続いた狩猟採集生活が農耕社会へと移行した瞬間は、大きな転換点でした。また、科学革命や資本主義の発展など、我々の歩みから見出される未来はどのようなものか深く考察することができます。

私たちが人間である以上、生きる上で人間のことを知る必要があるのではないでしょうか。



『未来とは何か』デイビッドクリスチャン

未来について考えることは、我々が直接未来を予見することは不可能であると理解しつつも、その予測を可能な限り精密にしようとする試みです。これは歴史を遡って見れば、古代の占いから始まり、最近では過去のデータやトレンドを解析し、因果関係や確率を用いて未来を推測するように進化してきました。

人間は本能的に未来に対する不安を感じますが、未来を予測する技法を学ぶことで、少なくとも未来に対する準備を行うことが可能になります。そのためには、未来思考とは何かを理解し、過去の人間の生活や思考の進化、そして現代から見た100年後、1000年後の未来まで考えてみることが有益です。

この本は、そうした未来思考の本質を理解するために細胞レベルから始まり、人間の歴史を通じて未来を考える方法を学び、これから先の未来を考察するのにおススメの一冊です。


『思考実験~科学が生まれるとき』榛葉豊

思考実験は、見えない事象や未知の要素に対して推測を立て、それに基づいて行動を開始するための方法です。このアプローチは科学の領域では広く用いられ、ニュートンやアインシュタインのような偉大な科学者たちが、その理論を導き出すために思考実験を活用してきました。

しかし、思考実験の役割は科学に限らず、より身近な私たち人間の日常生活、特に仕事や人間関係のような様々なシチュエーションでは、実は思考実験が絶えず行われているのです。

これは、人生自体が思考実験の連続であるともいえます。

思考実験には一定の理論や手法が存在し、それらを正しく理解し適用することで、より効果的な結果を得ることが可能となります。そのため、思考実験の手法を学び、身につけることは、人生をより良いものにする一助となることでしょう。

この本では、以上のようなテーマで思考実験の具体例も多く取り上げられており、難しいですが思考実験の手法を自身に取り入れる際に役立つ本でありおすすめです。


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