【東日本大震災】復興道路!三陸沿岸道路のメリット、デメリット紹介

2月に入り、休日に以前から気になっていた三陸沿岸道路をドライブしてきました。

青森県の八戸市と宮城県仙台市を結ぶ道路は三陸沿岸道路以外にも高速道路である東北自動車道もあります。

それぞれ車で走ったことがありますが、やはり違いがありましたのでそちらを共有したいと思います。

また一人旅で様々なものを見たり食べたりしましたので、そちらも本記事でダイジェストとしてシェアしたいと思います。

三陸沿岸道路とは

まずは三陸沿岸道路の説明ですが、宮城県から岩手県、青森県の太平洋の沿岸部を結ぶ359㎞の道路で、2011年3月31日の東日本大震災を受けて復興道路という位置づけになっています。

また、2022年12月18日に全線開通となりました。

三陸沿岸道路の魅力

前述の通り、青森県の八戸市と仙台市を結ぶ道路には内陸を結ぶ東北自動車道もありますので、両者を比べた上で三陸沿岸道路の魅力を語るとまずは、通行料が安くすむことがあげられます。

東北自動車道は高速道路なので、有料で片道7000円前後かかってしまいますが、三陸沿岸道路は青森県の八戸ジャンクションから宮城県の成瀬奥松島インターまでのほとんどの区間が無料区間で、有料区間は成瀬奥松島インター以降仙台港北インターまでということになります。(870円ほど)

また、冬季は太平洋側の方が積雪量が少ない傾向があり事故などがない限りは通行止めになる確率は少ないように思われます。

そして、なんといっても沿岸部の観光地も魅力がたくさんあります。無料区間がほとんどなので移動の道としてだけでなく移動しながら途中でインターを降りて観光することもでき沿岸部の復興状況も確認することができます。

このように純粋に東北の太平洋側の沿岸部に用事があったり観光も兼ねて移動したいという方は三陸沿岸道路を利用する方がお得ですし、内陸に用事がある場合でも組み合わせ次第では高速道路料金を抑えて移動することも可能でしょう。

三陸沿岸道路のデメリット

上記のように大変便利な三陸沿岸道路ですが、あえてデメリットを探すとしたら内陸の東北自動車道に比べて青森県から宮城県までの移動として移動時間がかかってしまいます。(東北自動車道:約4時間 三陸沿岸道路:約5時間)

想定されている所要時間では、三陸沿岸道路の方が1時間以上多くかかってしまいます。

また、沿線にトイレ休憩できる場所がほぼなくトイレに行きたい場合はインターを降りて近くの道の駅に寄らなければなりません。(場所によりますがインターを降りてすぐの場所に道の駅がある場合もありますが、何キロか下道を走り道の駅に行く必要が生じます。)

したがって、当たり前ですが沿岸部に用事や観光の目的がなく早く移動したい場合や、道の駅に寄る余裕がないような移動のみが目的の場合は、東北自動車道の方が便利です。

したがってどちらかというと、青森県から宮城県までゆったりと道中を楽しみたい方は三陸沿岸道路がおススメです。

【ダイジェスト】三陸沿岸道路をドライブ

今回、三陸沿岸道路沿線の観光地を車でいくつか巡ってみました。

このドライブに向けて宮城県の仙台市に前泊して朝に仙台を出て青森県八戸市へ車を走らせました。

前夜、仙台で軽く飲んで早起きをし、渋滞や路駐が多い仙台の中心部を出て三陸沿岸道路で松島海岸へ向かいました。

松島海岸の冬の澄んだ空気の中、朝日と海を見ながらの散歩。

宮城県石巻市では、漫画家で仮面ライダーの作者・石ノ森章太郎の漫画ミュージアムである「石ノ森萬画館」で石ノ森章太郎の漫画の世界を見ました。

宮城県気仙沼市では、「氷の水族館」でマイナス20度の世界を体験し、氷の中で泳いでいる魚がいるという見慣れない光景と光と氷のアートを見る事が出来ました。

岩手県陸前高田市では、東日本大震災で一本だけ津波の中耐え抜いた震災復興のシンボルである奇跡の一本松を見たり、自動運転車に初めて乗ることもできました。

今回巡った各地で、震災から復興へと立ち上がるべくまちづくりなどに様々な努力や、工夫が見られました。

また、宮城県から青森県に至るまでにお店の方やたまたま近くにいて一緒になった方、皆さんが気持ちにゆとりがあり、親切な方ばかりで三陸沿岸道路で太平沿線を巡る旅は非常に楽しい旅になりました。

今回はダイジェストとして写真を掲載し、またそれぞれの観光地を別記事にてご紹介しますので、良かったらお楽しみにしてください。

それでは次の記事もよろしくお願いします。

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